先日『徳島県漁業協同組合連合会』様より、鮮魚の写真撮影のご依頼をいただきました。
徳島県内の小学校の学習教材としてお使いになるそうで、
子供たちのためにと、僕も気を引き締めて撮影に臨みました。
撮影当日は県漁連の皆様が、とれたての新鮮なお魚をたくさん持ってきてくださいました。

鯛や鰆やタコや鱧など、大きな魚がいっぱいでした。
中でも僕も勉強になったのがわかめで、生まれて初めてわかめの全体像を見ました。サイズは天然も養殖も2m四方くらいありました。
普段は化粧品やお洋服の撮影が多い僕のスタジオなので、
大きなわかめを広げた状態で全体を撮れるか心配でしたが、無事に撮影できました。
そしてとても勉強になったのが、『めかぶ』は『わかめ』の一部?だということです。
僕はこの日まで『めかぶ』と『わかめ』は別物だと思っていました。
というよりも、めかぶとわかめの関係をそもそも認識していませんでした。

知らなかった人も多いんじゃないでしょうか?
(僕だけ?)
僕も若い頃は魚釣りをしていたので、海の生物には詳しいつもりでいましたが全然でしたね。
魚釣りで思い出したのですが、この日はタコの写真撮影もありました。
タコは生きているタコでした。
僕はタコを食べるのは大好きですが、生きているタコは大の苦手です。
余計な話になりますが、
昔よく先輩に連れられてアオリイカを釣りに行っていました。
イカを釣っていると、時々タコが釣れることがあります。
タコが釣れてしまうとどうすればいいのかわからず、いつもその先輩に針を外してもらっていました。
ご存知の方もいると思いますが、生きているタコはものすごくくっついてきます。
絡みつく足を外しても外してもエンドレスです。
しかもちょっと痛い。
危険なくちばしもあります。
なので、生きているタコが苦手です。
こういった理由から、生きているタコを触れる人を見るとそれだけで尊敬します。
触れる上にその場で絞めれる人は、僕の中では神です。
県漁連の方は、
生きたタコを手掴みで袋から出し、撮影しやすい姿勢に整え、また袋に戻していました。
さすがという言葉では足りません。
もはや神です。
少し話が逸れてしまいましたが、なんやかんやでこの日の撮影は無事に終わりました。
撮影は無事に終わったのですが、一つ反省した点があります。
僕は普段のお仕事で、ライティングをあまり使いません。
できるだけ自然光で撮るようにしています。
どうしても使わなければいけないときは、ストロボの2灯ライティングと少しだけ補助照明を使うといった感じです。
でも、今回の撮影で『やっぱ定常光を使わないとダメだな〜。』と反省しました。
なぜかというと、魚は魚種によって光りかたが随分と違います。
僕は魚が変わるたびに、ストロボの位置を調整していました。
その間クライアントを待たせてしまっていました。
(規定の時間内には撮影は終わってます。という言い訳。)
これが定常光であれば、クライアントを待たせる時間がもう少し短くなったと思います。
普段は、クライアント立ち合いでの写真撮影はアパレル関係の時くらいです。
お洋服の写真撮影の時は、ライティングを使ったとしても割と一定なので、クライアントを待たせる時間も短いのです。
ということで、最近定常光を導入しました。
とりあえず2台購入したので、様々な写真撮影にスピーディーに対応できるかと思います。
とりあえずなので屋内用のものだけですが、
様子を見て屋外でも使えるように、モノブロックストロボの強力なヤツも導入しようと思います。
今回は色々なことを勉強させていただけた写真撮影となりました。
※フリーランスフォトグラファー・谷合 宗(たにあい しゅう)は、
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また、家族写真等の出張写真撮影サービスも行っております。
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